兵庫県の伝統工芸品に指定されている丹波木綿は、約300年もの間、日常の生活の中で親しまれてきましたた。伝統的な技術を用いた日用品として、日常使いの「美」として多くの人に愛されてきました。染料には、さまざまな草木が用いられており、優しい色合いが織りなす縞模様は、現代のファッションにも通じるところがあるモダンなものばかり。
ブックカバーや、コースター、ストール、トートバッグなどが作られており、JR篠山口駅の観光案内所や、丹波篠山百景館などで購入することができます。コースターやバッジ、髪留めなどは、お値段も手頃で、お土産にもぴったりです。たとえば、モノトーンのワンピースやジャケットの胸元に、縞模様のバッジをつけると、とてもおしゃれです。現代の服に、約400年の歴史を超えた伝統を添えられるなんて、とってもオシャンティー!ファッションや日々の暮らしに歴史を重ねて楽しんでみてください。
丹波篠百景館 https://tourism.sasayama.jp/hyakkeikan/
様々な縞模様が出来た理由は、当時、手に入るものを使っていたことから偶然に縞模様が出来たというだけかもしれませんが、それだけではなく、様々な素材を組み合わせることで、手仕事の中に美しさを見出し、ものづくりを楽しんでいたのでしょう。
なお、丹波木綿と丹波布は、とても似ていますが少し歴史が異なります。丹波木綿は、丹波篠山の地で手仕事として伝わってきたものです。一方、丹波布は、丹波篠山市のお隣の丹波市で作られているもので、かつては産業として発展したものです。どちらも製法も似ており、縞模様も似ていますが、生産の体系が異なっていました。
丹波木綿
丹波木綿の里 くもべ
https://tourism.sasayama.jp/kumobe/
丹波布
丹波布 あおがき丹波布工房
http://tambanuno.com/
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