「丹波篠山デカンショ節」の歌詞10選と50選まとめ

デカンショ踊り こと
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 文化庁が日本遺産のストーリーとしても認定した「丹波篠山デカンショ節」。
毎年8月15日、16日は、丹波篠山市の中心部に位置する篠山城跡三の丸広場にて、丹波篠山デカンショ祭が盛大に開催されます。
 300以上の歌詞があるとも言われている丹波篠山デカンショ節は、現在でも毎年「丹波篠山デカンショ節大賞」と題した、新しい歌詞のコンペが行われています。
 古くから伝わる民謡にも関わらず、どんどんと新しい歌詞が追加されていることは、他に例を見ることがありませんし、面白いと思いませんか?
 ここでは、数ある丹波篠山デカンショ節の歌詞から、これぞデカンショ!と言われるような定番の歌詞をお伝えします。

歌詞の順番とルール

 ちなみに、デカンショ節は、歌詞の順番が決まっていませんし、どの歌詞を1番目に歌うのかも決まっていません。そのため、何度も同じ歌詞を歌われることもありますし、歌詞によっては、一度も歌われないこともあります。

 自由に思える丹波篠山デカンショ節にも、たった一つだけルールがあります。10選にも選ばれている「デカンショデカンショと 唄うて廻れ 世界いずこの果てまでも」という歌詞は、必ず1度は歌われます。なぜだと思いますか?
 それは、この歌詞は必ず、一番最後に歌われるからです。デカンショ祭では、花火が終わったあとにこの曲を最後に歌い踊って締めくくられます。逆に言えば、この歌詞を聞くと、「デカンショ祭も終わりだな」と分かるのです。
世界いずこの果てまでも、という願いを込めて終わるというのは、粋な終わり方ですね。

丹波篠山デカンショ節10選

・丹波篠山 山家の猿が 花のお江戸で 芝居する
・デカンショデカンショで 半年暮らす あとの半年 寝て暮らす
・丹波篠山鳳鳴の塾で 文武鍛えし 美少年
・丹波篠山 山奥なれど 霧の降るときゃ 海の底
・酒は呑め呑め 茶釜でわかせ お神酒あがらぬ 神はない
・灘の銘酒は どなたがつくる おらが自慢の 丹波杜氏
・盆のお月さん 丸こて丸い 丸てまんまるこて まだ丸い
・わたしゃ丹波の勝栗育ち 中に甘味も渋もある
・雪がちらちら 丹波の宿に 猪がとび込む 牡丹鍋
・デカンショデカンショと 唄うて廻れ 世界いずこの果てまでも

丹波篠山デカンショ節50選

10選に選ばれなくとも、デカンショ祭に行けば、何度も耳にする歌詞があります。ここでは、300以上あると言われているデカンショ節のなかから代表的な50の歌詞をお伝えします。

・丹波篠山 山家の猿が 花のお江戸で 芝居する
・デカンショデカンショで 半年暮らす あとの半年 寝て暮らす
・丹波篠山鳳鳴の塾で 文武きたえし 美少年
・盆のお月さん 丸こて丸い 丸てまんまるこて まだ丸い
・デカンショデカンショと 唄うて廻れ 世界いずこの 果てまでも
・デカンショデカンショの 本場はどこよ 丹波篠山 武者踊り
・今年始めて わが子の踊り ほめてくださいお月様
・月が呼んだか 呼ばれてきたか 踊り仲間が ちらほらと
・姉も妹も デカンショゆかた どれが姉やら 妹やら
・添てうれしや 今年の夏は 二人揃うて 盆踊り
・二八娘が 揃いのゆかた 月も見とれる 城の上
・丸うまんまるこう 輪になって踊れ 心丸い娘を 嫁にとる
・丹波篠山 山奥なれど 雪の降るときゃ 海の底
・島と浮かぶよ 高城山が 霧の丹波の 海原に
・踊りつかれて 家路へ向かう 頬に夜露の 心地よさ
・あの娘可愛いや 霧降る夜さは 袂濡らして 逢いに来る
・霧の海から 丹波の富士が ぼかし絵のように 浮かび出る
・酒は呑め呑め 茶釜でわかせ お神酒あがらぬ 神はない
・灘の銘酒は どなたがつくる おらが自慢の 丹波杜氏
・丹波杜氏が 男の意気で かもし出します 灘の酒
・寒さしのんで 造りし酒で 春は三三 九度の式
・丹波恋しや 六甲の山を 雪がちらちら 越えてくる
・秋の取り入れ 半ばに主を 灘へ見送る 初時雨
・丹波篠山 その山奥で 一人米つく 水車
・一人米つく あの水車 誰を待つやら くるくると
・明日は雪降り 積もらぬ先に 連れてお立ちよ 薄雪に
・清き流れの 篠山川に、いつも洗うよ 我が心
・丹波篠山 お城の堀の 泥に咲いたる 蓮の花
・わたしゃ丹波の勝ち栗育ち 中に甘味も 渋もある
・雪がちらちら 丹波の宿に 猪が飛び込む 牡丹鍋
・添うて嬉しい 今年の秋は 二人揃うて 茸狩りに
・丹波篠山 お茶栗さんしょ、野には黒豆 山の芋
・せがれ夫婦が 仲良く植えて つるがからむよ 山の芋
・並木千本 咲いたよ咲いた 濠に古城の 影ゆれて
・丹波篠山 お城が招く 濠の桜も また招く
・ほりの桜が 咲いたよ咲いた 城下一面 花吹雪
・風が涼しい 京口川原 蛍飛び交う 夕涼み
・向こうのおやまの 紅葉が赤い あれが落ちたら 雪になる
・秋の御嶽へ 霧ふみわけて 栗を拾たり 茸狩りに
・お国問われて 肩いからせて 俺は丹波の 篠山だ
・お国なまりを ついさとられて 唄いましたよ デカンショを
・山は御嶽に 流れは大芋 これぞ我らの 天地なる
・丹波荒熊 男児の肝に 親父これみよ 毛が生えた
・盆の十六日 お寺の施餓鬼 蝉がお経読む 木の空で
・風が吹く吹く 篠山城の 松に武勇の 声高く
・お茶の新芽と 二八の娘 人に揉まれて 味が出る
・何をくよくよ 天下のことば 暫し美人の ひざ枕
・濠の並木が 咲いたよ咲いた 霞む篠山 花の町
・夜霧こめたる 丹波の宿の 軒に落ちくる 栗の音
・デカンショデカンショで 三十まで踊れ 三十過ぎたら 子が踊る

 いかがでしたか?昔の篠山の情景や、お祭りの楽しい様子が目に浮かぶような歌詞があったり、少し意味がわかりにくい難しい歌詞もありますね。
 丹波篠山の夏の風物詩とも言えるデカンショ祭は、花火や夜店とても多くあり大変賑やかなお祭りです。初めて行く方でも楽しめるように、踊りの講習会もあり、誰でもヤグラの上にあがって踊ることができます。京都、大阪、神戸からも1時間の距離で気軽に訪れることができますので、一度体験してみてはいかがでしょうか。

コメント

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